雑貨関連書籍紹介

雑貨書籍内容

趣味で北欧のヴィンテージものを集めたいと思っており、本書では１９４０～７０年代のフィンランドを取り上げているとのことだったので購入しました。当初は買いたいものの物色とショップリストをチェックする目的でしたが、入手困難なプレミアものや、当時のフィンランドの時代背景から生活文化史がおもしろくなってきて、いまやすっかりフィンランドそのものに夢中です。ヴィンテージやアンティークと言っても、西洋や北欧では飾ったり眺めたりするだけではなく、実際に今の暮らしの中で使うことが前提ですから、見た目だけではなくいかに機能的かも重要です。そんなことも考えながら読んでいくと、もうほんとうに楽しくて、巻末にフィンランドのショップリストが付いているんですが、行きたくて仕方なくなっています。

雑貨書籍レビュー

日本での人気もすっかり定着した北欧スタイルのインテリア。すっきりとシンプルなデザインが醸し出す品の良さ、飽きのこないフォルムや色使いの楽しさなどなど、その魅力を上げていったらきりがありません。そんな北欧から今回はフィンランドを取り上げ、１９４０～７０年代に登場したインテリア雑貨とデザイナーたちをお楽しみいただきたいと思います。キッチンツール、チェア、照明器具、テキスタイルなどに関して、入手が困難なプレミアム品や北欧ファンの間ではすっかりおなじみになったマリメッコやイッタラ、アルテックの製品までをたっぷりとご紹介していますので、北欧ファンには垂涎の書であるとともに、これから北欧インテリアを知りたい方々にも、北欧デザインの歴史から知っていただけます。フィンランドの美しいヴィンテージの数々を見ていると、これまでの「古いもの」に対する固定観念がなくなってしまいます。当時の時代背景や生活文化史とともに紹介されているヴィンテージ作品は、古さを感じさせないばかりか、現代の私たちの暮らしに生かせるものばかりですから驚きです。活躍したデザイナーたちと共に紹介されているたくさんのプロダクトを見ていると、当時の人たちと会話しているような楽しい錯覚に陥ってしまいそうです。実際に北欧ヴィンテージをお探しの方のために、プロが推定したヴィンテージ雑貨の価格も掲載しましたので、ぜひ参考になさってください。巻末にはフィンランドのヴィンテージショップのリストもお付けしました。

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